うちの子言葉が遅いかも…両親ができること

子育てノウハウ

「同じくらいの年齢の子はもっと話しているのに…」
「こちらの言うことはわかっているようだけれど、言葉がなかなか増えない」
そんなふうに、お子さんの言葉の発達について不安になるパパ・ママは少なくありません。
しかし大切なのは、焦って無理に話させようとするよりも、日々の関わりの中で言葉が育ちやすい環境を整えてあげること。
パパ・ママが「言葉の発達が遅いかもしれない」と感じたときに、家庭でできるお子さんとの関わり方についてご紹介します。

 

言葉の発達には個人差があります

まず知っておきたいのは、言葉の発達のスピードにはかなり幅があるということです。早い段階でたくさん話し始める子もいれば、じっくり理解を深めてから一気に言葉が増える子もいます。
そのため、話せる単語の数だけで判断するのではなく、大人の言葉を理解しているか、指さしや表情で気持ちを伝えようとしているか、人とのやりとりを楽しんでいるかなどもあわせて見ることが大切です。

 

大切なのは話す量より「やりとり」

言葉を育てたいと思うと、たくさん話しかけなければと考えがちですが、もっと大切なのは子どもとのやりとり。子どもが見ているものや興味を持っていることに合わせて、「くるまだね」「赤いね」「わんわんいたね」とやさしく言葉を添えることで、子どもは「伝わった」「わかってもらえた」と感じます。
こうした安心感の積み重ねが、言葉を使いたい気持ちにつながっていきます。一方的に話し続けるよりも、子どもの反応を受け止めながら関わっていきましょう。

 

無理に言わせようとしないことも大切

言葉が気になると、「言ってみて」「もう一回話してみよう」と促したくなることもあります。ですが、無理に言わせようとすると、子どもにとって負担になることがあります。大切なのは、上手に話すことではなく、伝えようとする気持ちを受け止めること。
たとえば、子どもが「わん」と言ったら、「わんわんいたね」と自然に返してあげるだけでも十分です。うまく言えたかどうかよりも、「伝わってうれしい」という経験を増やしていくことが、言葉の成長を支えます。

 

絵本や歌を日常に取り入れよう

言葉の発達を支えるためには、絵本や歌も役立ちます。絵本を読むときは、最後まできちんと読もうとしなくても大丈夫です。子どもが気になった絵を一緒に見ながら、「りんごだね」「ねこさんいるね」と言葉を添えるだけでも、十分によい関わりになります。
また、歌や手遊びは、リズムに合わせて楽しく言葉に触れられる方法です。楽しみながら繰り返し聞いたりまねしたりする中で、少しずつ言葉が身近なものになるでしょう。

 

伝える機会をつくることもポイント

保護者が気持ちを先回りして何でもかなえてしまうと、子どもが自分で伝える機会が少なくなることがあります。もちろん無理をさせる必要はありませんが、何かを欲しがっているときに少し待ってみて、視線やしぐさ、声などで伝えようとしたら、「ほしいんだね」と受け止めてあげることが大切です。
言葉がまだ出ていなくても、「伝えたらわかってもらえた」という体験は、コミュニケーションの土台を育ててくれます。

 

不安が続くときは相談しましょう

家庭でできる関わりを続けていても、不安が消えないことはあります。そんなときは、保健センターや小児科、発達相談窓口などに早めに相談してみるのもひとつの手。相談することで、子どもの様子の見方や関わり方について具体的な助言がもらえることがあります。
子どもの言葉の育ちは一人ひとり異なります。焦って比べるのではなく、その子のペースを大切にしながら、安心できるやりとりを重ねていくことが何より大切です。