保育園・幼稚園に行きたがらないときの上手な対処法

子育てノウハウ

忙しい朝の準備の時間、
「行きたくない…」
「ママと一緒がいい…」
と泣いてしまうお子さまの姿に、心を痛めている保護者の方も多いのではないでしょうか。
保育園や幼稚園に行きたがらない、いわゆる「登園しぶり」は、決して珍しいことではありません。環境の変化や気持ちの揺れが大きい幼児期には、ごく自然に見られる姿。大切なのは、無理に登園させることではなく、お子さまの気持ちに寄り添いながら安心できる関わりを続けていくことです。
そんな、子どもが園に行きたがらないときに役立つ、やさしい対処法についてご紹介します。

 

まずは「行きたくない理由」をやさしく受け止めましょう

子どもが登園を嫌がる背景には、さまざまな理由があります。
例えば、
・環境にまだ慣れていない
・お友だちとの関係に不安がある
・先生と離れるのが寂しい
・生活リズムの変化に戸惑っている
など、子どもなりの気持ちが隠れていることが多いです。
「どうして行かないの?」と問い詰めるのではなく、
「寂しいのかな?」
「ちょっと不安なんだね」
と気持ちを言葉にしてあげることで、子どもは安心感をおぼえます。

 

朝の時間はできるだけバタバタせずゆったりと

朝のバタバタした雰囲気は、子どもの不安をより強くしてしまうことがあります。少しだけ早起きをして、余裕のある朝の時間をつくることも効果的です。
・好きな音楽を流す
・お気に入りの朝ごはんを用意する
・スキンシップの時間をとる
といった穏やかな時間が、「園に行く前の安心タイム」になります。

 

別れ際は「短く」・「やさしく」を意識しましょう

お別れの場面で長く迷ってしまうと、かえって不安が大きくなってしまうことがあります。
「いってきます」「お迎えに来るね」とやさしく声をかけ、笑顔で送り出すことが大切。
保護者の不安な表情は、子どもにも伝わりやすいものです。安心した様子で送り出すことで、「大丈夫なんだ」と子どもも感じやすくなります。

 

帰宅後の関わり方も大切

園でがんばった分、帰宅後は甘えが強くなることもあります。
そんなときは、
・しっかり抱きしめる
・ゆっくり話を聞く
・「がんばったね」と声をかける
といった関わりを意識してみましょう。「行けたこと」を認めてもらえることで、次の日への自信につながります。

 

無理に説得しすぎないこともポイント

「みんな行っているよ」
「泣かないで行こうね」
と強く説得してしまうと、子どもの気持ちが置き去りになってしまうこともあります。
大切なのは、「行きたくない気持ちがあること」を認めたうえで、少しずつ前向きな声かけをしていくことです。
例えば、
「先生が待ってるよ」
「今日はどんなことをするのかな?」
とやさしく興味を引く声かけがおススメです。

 

園とのスムーズな連携も安心感に

登園しぶりが続く場合は、先生に様子を共有しておくことも大切です。
園では、子どもの表情や遊びの様子を見ながら、無理のない関わりをしてくれています。
保護者と園が情報を共有することで、
・安心できる声かけ
・好きな遊びの取り入れ
・環境への配慮
など、子どもに合った対応がしやすくなりるでしょう。

 

登園しぶりは成長のひとつのサイン

園に行きたがらない姿を見ると、不安や焦りを感じてしまうかもしれません。しかし、それは「安心できる人と離れる寂しさ」や「新しい環境に向き合おうとしている証」でもあります。
少しずつ園生活に慣れてくると、笑顔で登園できる日も増えていくはず。お子さまのペースを大切にしながら、やさしく見守っていきましょう。
保護者のあたたかい関わりが、子どもにとって何よりの安心につながります。