0歳から1歳半までの子どもたちは急速に成長し、好奇心旺盛になるため、保育をする際には、特に注意が必要です。
環境の安全確保
□ 小さな物を口に入れる危険性があるため、誤飲できるサイズの物を手の届かない場所に保管する。
□ 家具や棚が倒れないように固定する。
□ コンセントカバーを使用し、電気コードを子どもの手の届かない場所に保つ。
□ 階段にはゲートを設置する。
□ 鋭利な角を持つ家具にはクッション材を取り付ける。
□ 床は常に清潔に保ち、滑りにくい素材を使用する。
食事と栄養
□ 食事は細かく刻み、窒息の危険がないようにする。
□ アレルギー反応に注意し、新しい食品を少量ずつ試す。
□ 定期的に水分補給を行う。
健康と衛生
□ 定期的に手洗いを行い、清潔を保つ。
□ 予防接種のスケジュールを守る。
□ 日々の体調管理を行い、異常があれば速やかに対応する。
睡眠
□ 安全な寝具を使用し、SIDS(乳幼児突然死症候群)を防ぐため、赤ちゃんを仰向けに寝かせる。
□ 安定した睡眠スケジュールを確立する。
感情のサポート
□ 子どもの感情的なニーズに注意を払い、抱きしめるなどの肉体的接触を大切にする。
□ 子どもの探索行動を安全の範囲内でサポートし、好奇心を育む。
遊びと学び
□ 年齢に適したおもちゃを提供し、発達を促す。
□ 日常生活の中で簡単な言葉を教え、コミュニケーション能力の発達を支援する。
0歳から1歳半の子どもの発達段階
この時期の子どもは、急速な身体的成長とともに、基本的な運動能力を発達させます。
● 首すわり、はいはい、たっち、歩き始める。
● 簡単な言葉の理解、原因と結果の関係の理解開始。
● 泣き声でコミュニケーションをとる、単語を発し始める。
● 親や保護者との強い絆を形成、見知らぬ人に対して恐怖や不安を示す。