保育マニュアル

0歳(7カ月~1歳未満)の発達段階と特徴

7~8カ月

主な特徴
手の動きが器用になり、小さな物をつかんだり指で掴んだりできるようになります。また、座る力がつき、座っている姿勢を保つことができるようになります。いくつかの赤ちゃんはつかまり立ちを始め、物につかまって立ち上がることがあります。言葉の発達では、単語のような音を発することがあり、身近な物の名前を理解し、呼ぶことができるようになります。社会的には、周囲の人とのコミュニケーションを楽しむようになり、笑顔で反応したり、手を差し出したりすることが増えます。この時期は赤ちゃんが自己表現や周囲との関わりを楽しむ成長期であり、親や家族との絆を深める貴重な時期でもあります。

9~10カ月

主な特徴
成長と発達の速度が目覚ましく、驚くほどの進歩が見られます。身体的には、立ち上がったり、つかまり立ちをしたりする姿が見られるかもしれません。手先の器用さも向上し、物を掴んで持ち上げたり、積み木を積んだりする姿が見られます。言葉の発達では、単語の理解が進み、自分の名前や身近な物の名前を言うことができるようになります。また、理解力も増し、簡単な指示や要求を理解し始めます。社会的には、親や家族との絆が深まり、笑顔やコミュニケーションを通じて感情を表現します。この時期は赤ちゃんの個性がより明確に現れ、彼らとの関わりがますます楽しくなる時期です。

11~12カ月

主な特徴
ますます成長と発達を遂げ、驚くべき進歩を見せます。身体的には、歩行の準備を始める子もおり、つかまり立ちや一人で立つことができるようになります。手の器用さが向上し、物を積んだり、押したり、引いたりすることができます。言語の発達では、単語の使用が増え、簡単な言葉や短い文を理解し、発することができるようになります。また、指差しやジェスチャーを使って意思を伝えようとすることもあります。社会的には、親や家族との絆が強まり、他の子どもたちとの関わりを楽しむ姿が見られます。感情の表現も豊かになり、喜びや不満をはっきりと示します。この時期は赤ちゃんがますます自立心を発揮し、新しいスキルを身につけながら世界との関わりを楽しむ成長期です。

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