安全対策・災害対策・事故防止

地震が起きたら

 地震が発生し、地面が揺れることで、建物の倒壊や土砂災害、津波などの二次災害を引き起こすことがあり、時には人命や財産に大きな被害をもたらします。予測は困難で、突然発生するため、事前の備えが非常に重要です。具体的には、非常用品の準備、避難訓練の実施などが挙げられます。地震発生時には、身の安全を最優先に行動すること、そして、揺れが収まった後の安全確認と迅速な情報収集が求められます。

戸建て住宅の場合

1. 直ちに行動を開始(地震発生~3分程度)

地震の揺れを感じたら、すぐに子どもたちを安全な場所へ誘導します。特に、家具の下や丈夫なテーブルの下など、落下物から守れる場所が適しています。

2. 頭部の保護

地震の際には、飛散するガラスや落下する物から子どもたちを守るために、頭部を手やクッション、本などで保護します。

3. 揺れが収まるまで待機

揺れが完全に収まるまでその場に留まります。窓ガラスの近くや重い家具のそばは避け、出入口の近くにいる場合は、開けておくことで出口を確保します。

4. 安全確認と避難準備(~5分程度)

揺れが収まった後、怪我人の有無を確認し、必要ならば応急処置を行います。その後、余震や建物の損傷を考慮して、避難が必要かを判断します。避難する場合は、非常用持ち出し品を準備します。

5. 情報収集と連絡(~10分程度)

安全な方法で、ラジオやスマートフォンなどを使って最新の地震情報や避難指示を確認します。
速やかに子どもたちの保護者に連絡を取り、現在の状況と子どもたちの安全を伝えます。もしも回線状況が悪い場合は災害用伝言ダイヤル(#171)をご利用ください。

高層マンションの場合の対応ポイント

1. エレベーターは使用しない

地震発生時やその後の余震により、エレベータが停止し閉じ込められるリスクがあります。避難する際は必ず階段を使用してください。

2. 周囲の人と協力

避難する際は、隣人や他の住民と情報を共有し、助け合いながら行動します。

3. 安全な場所へ避難

指定された避難場所や安全な場所へ移動します。道中も余震に注意し、安全を最優先に行動してください。

4. 余震に注意

高層マンションの場合、地震後も建物の構造上、余震による影響を受けやすいです。安全が確認されるまで、警戒を続けてください。

屋外にいた場合の対応ポイント

1. 建物や電柱から離れる

建物の壁面の落下や電柱の倒壊の危険から離れ、開けた場所に移動します。

2. 道路の真ん中を避ける

道路の真ん中では、地割れの危険や、交通事故のリスクが高まります。安全な場所を選びましょう。

3. 高い場所からの落石に注意する

山間部や崖の近くでは、落石の危険があるため、注意が必要です。

4. 海岸近くでは津波の危険を考慮する

地震発生後、津波の警報に注意し、速やかに高台へ避難する必要があります。

地震に対しての対策として、事前に各地域・マンションの避難経路や非常用品の準備、避難訓練への参加など、地震に対する備えをしておくことが大切です。

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