トイレトレーニングを始める目安は?

ベビーシッター情報

トイレトレーニングを始めるには

保育園では子どもが生活習慣を身につけるために保育士がサポートします。その中でもトイレトレーニングは、始める時期など悩まれる方は多いのではないでしょうか。保育園に限らず、ご自宅でもトイレトレーニングを始めようとされている方、すでにトイレトレーニング中の方がいらっしゃると思います。なかなかうまくいかず悩まれている方のためにトイレトレーニングについてご紹介。ぜひご参考にしてみてください。

始める時期

まず、トイレトレーニングをスタートする時期について。目安として、ひとりで歩けること、大人の問いかけに対して
・「イヤ」「うん」などのコミュニケーションの理解ができること
・おしっこの間隔が一定時間空いていること
・便座やおまるにしっかりと座ることができること
・大人の真似ができること
などがあります。これら全てが出来なければいけないわけではありませんが、これらが出来ているとスムーズにトイレトレーニングができるとされています。

色々な準備

子どもの準備も大事ですが、トイレの準備も重要となります。まずは子どもに適したトイレであるか見直しましょう。
まず、トイレットペーパーが取りやすい位置か、パンツやズボンを脱ぎ着する場所があるか、手洗い場まで行きやすいかなどトイレの環境が整っているか確認しましょう。
続いて、トイレが楽しい場所となるような工夫をしましょう。殺風景になりがちなトイレですが、壁面製作で飾ってみたりするなど明るい雰囲気を作り出しましょう。ご自宅のトイレであれば、好きなキャラクターの貼り紙などがあると子どもは喜んでトイレに行きたがるかもしれませんね。
続いて、注意していただきたいのは、子どもが触ると危険なものは収納しておくようにしましょう。子どもは好奇心が旺盛なため、なんでも触ろうとします。特に洗剤など口に入るサイズのものもあるため、飲み込んでしまう恐れがあります。必ず子どもの手の届かないところへしまうようにしましょう。
そして、保育園でトイレトレーニングを始める際は保護者への共有をするようにしましょう。トイレトレーニングは保育園だけでなく保護者の協力や理解が大切です。始めるタイミングについても、お家での様子やお子様の状況などを加味して、話し合いながら進めるようにしましょう。

進め方について

次にトイレトレーニングの進め方について。
まずは子ども自身にトイレについて知ってもらうこと、興味を持ってもらうことが必要になります。普段はオムツを履いており、食事や着替えと違って、トイレをする場面を見ることもないためイメージが付きづらいです。子どもがイメージしやすいように、絵本を見せてあげたり、DVDやアプリを使って教えてあげるのもいいでしょう。
続いてはトイレに座る習慣をつけること。ご飯の後や寝る前、お出かけする前など定期的にトイレに行くことを提案し、できたら実際に座らせてあげましょう。おまるを使用すると小さな子どもでも安定して座ることができるためおすすめです。最初のうちはオムツを着用したままでも構いません。トイレへ行くことに抵抗をなくしてあげましょう。
トイレでのおしっこが成功するようになってきたらトレーニングパンツを履かせてみましょう。オムツと比べ濡れた時にわかりやすく、気持ち悪いという感覚になり「次からはトイレでおしっこしよう」という気持ちが芽生えるようになります。トレーニングパンツを嫌がるときは無理に履かせず、少しずつ慣れていきましょう。また子どもの好きなキャラクターだと効果的かもしれません。

気長に見守って

以上がトイレトレーニングの進め方でしたが、実際に進めていくと子どもにとって進み具合の差は大きいものです。そんなときでも周りと比較せず、決して子どもを怒ることなく根気強く見守ってあげてください。トイレトレーニングに大切な子とは親子の信頼関係であり、上手にできたときはたくさん褒めてあげて子どものやる気を応援してあげるようにしましょう。