絵本の読み聞かせのコツ
子育てノウハウ
2023.06.01
日ごろお子様に絵本の読み聞かせはしていますか?
絵本の読み聞かせはお子様の心を豊かにするだけでなく、多くのメリットがあります。
本日は絵本を読むメリットと、読み聞かせ時のポイントについてご紹介します。
目次
絵本を読むメリット
①感情が豊かになる
絵本の世界に入り込むことで、出てくる登場人物の気持ちの変化や行動を理解して人の気持ちに寄り添うことができます。
登場人物によって声色を変えたり、感情豊かに読み聞かせると、より絵本の世界に入り込めるようになります。
②語彙力が上がる
言葉を覚え始める2歳頃のお子様は特に絵本の読み聞かせを求める傾向にあります。これは言葉の意味を理解し始め、
学びたい意欲があるということですので積極的に読んであげることで言葉の習得、語彙力の向上に繋がります。
③想像力が豊かになる
絵本の世界に触れることで、「こういう場面に遭遇した時どう対応するか」「こういうふうにしたらどうなるのか」など、
生きていく上での引き出しを増やすことができます。またコミュニケーションの向上にも効果的で
「こういうことを言ったら傷をつけてしまう」など、想像できるようになります。
④集中力が上がる
絵本を読んでいる間は遊びながらはできません。基本的には座りながらじっと絵本を見つめ、保護者様の声に耳を傾けます。
そうすることで自然と集中力が身についていきます。年齢を重ねるごとに読む量は増えていくますので、それに比例して集中力も上がっていきます。
⑤知識が上がる
絵本は多くの知識がつまっています。たとえば消防車の絵本をひとつとっても、大人が知らないような情報が描かれていることもあります。
消防車が大好きなお子様の場合、きっと楽しんで読むことでしょうから、自然と知識も身につきますね。
繰り返しになりますが、絵本は成長の土台となる「子どもの心」を育てることができます。
上記のメリットに加え、読み聞かせにより、心の成長で大切な要素である「安心感」を与えることができます。
読み聞かせの時間も親子の貴重な空間の1つです。
どのような読み聞かせの仕方が効果的なのか、ご紹介します。
読み聞かせの準備
絵本の読み聞かせを行う前にも大切なポイントがあります。
①子どもが集中できる環境を作る
まず、きちんと子どもが集中できる場所で布団やソファ、クッションのある場所、絨毯の上などで行うようにし、
子どもが絵本の世界に入り込みやすい環境を作ってあげましょう。
②大人も絵本に集中する
そして読み聞かせを行う際のポイントは、まず大人も読み聞かせに集中すること。
スマホやテレビなどに気をとられず、大人もしっかり子どもと一緒に絵本の世界に入ることが大切です。
③適度な声量で読む
子どもの耳に届けば良く、大きすぎる声は子どもが集中できなくなるため適度な音量にしましょう。
④絵本は動かさない
楽しくなり思わず絵本を動かしてしまいそうになりますが、子どもはしっかり絵本を見ています。
動かされると見づらくなってしまうため気をつけるようにしましょう。
⑤子どもの反応を見ながら読む
絵本を読む時は子どものペースがあるため、それに合わせながら読み進めるようにしましょう。
絵本の読み聞かせで気を付けたいポイント
子どもが読みたいと思った本を否定しないこと。
「前も読んだから」とか「せっかく新しい本を買ったからそっちを読もう」など子どもが選んだ本ではなく、
大人が選ぶことはしないようにしましょう。
せっかくの子どもの絵本に対する興味などもそがれてしまう恐れがあります。
読み聞かせは親子のコミュニケーションの構築にもなります。
そして集中力、想像力、発想力、読解力、語彙力など子どもの能力に対しても良い効果をもたらしてくれます。読み聞かせを通して子どもの心を豊かに育んでいきましょう。