5月だけど真夏日到来!覚えておきたい子どもの熱中症対策

子育てノウハウ

5月 夏 熱中症対策

5月も半ばですが、30℃を超える記録的な暑さが続いています。
関東で5月に真夏日が観測されるのはなんと19年ぶりとのこと。
急激に変わる気候で体調不良に陥りやすく、熱中症の発症リスクも高まります。
特に子どもは熱中症にかかりやすいので、対策をしっかり把握しておきましょう。

子どもが熱中症を患いやすい4つの理由

子どもが熱中症を患いやすい理由は4つあります。

①大人と比べて子どもは体内の水分量が多い

大人と子どもで体の水分量を比較してみると、大人は約 60%に対して、子どもは 70~80%とかなり多くなります。しかし、同時に発汗する量も大人より多いので、水分はすぐ出ていってしまいます。

②体温調節が未熟

子どもは大人と比べて体温調節がまだまだ未熟です。体が小さいので熱を逃がす体表面積も低く、熱がこもりやすいです。また暑さに体が慣れるのも遅いので、突然の気温上昇に体がついていかないことがあります。

③喉が渇いたという意識が低い

子どもは暑いと感じたり、喉が渇いたという意識が低いため、体のサインを上手に伝えられません。大人からこまめに対策を取ってあげることが必要です。

④身長が低いため、地面からの照り返しの影響を強く受ける

アスファルトの熱は大気中の気温よりもはるかに高いと言われています。子どもは身長が低いので地面からの照り返しの影響を強く受けるため、大人よりも高温の環境下にさらされています。

子どもにしてあげる熱中症対策

☑こまめに衣服を調節する

真夏日といえどまだ5月。朝晩との温度差は大きく、またこれからの季節は湿度が高くなるので、気候に合わせたこまめな衣服の調節が必要です。衣服は熱や湿気を逃がしやすいように、通気性の良い衣服がおすすめです。

☑こまめな水分補給を

時間を決めてコップ一杯のお水を飲ませてあげましょう。
時間の目安としては、起床後(7:00)、午前活動中(10:00)、お昼ごはん(12:00)、お昼寝後・おやつ(15:00)、夕方(17:00)です。
2~3時間に一度飲むことがポイントになります。
また、午睡時も発汗をしますので、起床後の水分補給は意識的に行いましょう。

☑適度に休憩する

子どもは楽しくなると長時間遊んでしまうので、適度に休憩を取り入れましょう。
乳児の場合、1時間に15分ほど休むと効果的です。

☑十分な睡眠時間とバランスのとれた食事を摂る
体内に十分なエネルギーを保つためには規則正しい生活が望まれます。
十分な睡眠時間とバランスのとれた食事を心掛けましょう。

☑外出時は帽子・日陰で対策を

体内の温度上昇を防ぐために、外出時は帽子をかぶったり日陰で過ごすようにしましょう。帽子をかぶるだけでも頭の温度は10℃も違うので大変効果的です。中には帽子をかぶる子どももいると思いますが、その際は日陰で過ごしたり、日照りの強い時間の外出を避けるとよいかと思います。

 

まとめ

いかがでしたか?
これから夏に向けて温度や湿度が上昇し、熱中症リスクが高まります。
お子様自身で熱中症対策をとることは困難ですので、大人がすすんで水分補給や活動を促していきたいですね。水分を摂りたがらないお子様に対しては、好きなキャラクターの柄の水筒だと案外喜んで飲んでくれることもあります。

是非参考にして、健康的な夏を過ごしましょう。