「パパいや!ママがいい!」パパいや期の上手な乗り越え方
子育てノウハウ
2024.09.27
小さいお子さんのいるご家庭では、「パパいや!ママがいい!」という言葉を聞くことがあるかもしれません。子どもの言うこととはいえ、少し切なく感じてしまうパパは少なくないでしょう。
しかし、これは子どもの成長過程の一部であり、心配する必要はありません。
そんな、子どもがパパを嫌がる時期、いわゆる「パパいや期」の原因や、乗り越えるための効果的な方法について詳しくご紹介します。
目次
なぜ子どもは「パパいや!」と言うのか?
まず、子どもが「パパいや!」と言う理由を理解することが重要です。この時期には、以下のような要因が考えられます。
1. ママとの絆が強い: 乳幼児期は、特にママとの身体的・感情的な結びつきが強くなります。母乳育児や育児休暇などの影響で、子どもはママに対して安心感を抱きやすくなります。
2. 慣れ親しんだ環境: 日中、ママと過ごす時間が長いと、ママが「安全な存在」として定着します。そのため、知らない場所や状況で特にママを求めることがあります。
3. 言葉や感情の表現が未熟: 子どもはまだ自分の感情をうまく表現できません。「パパいや」という言葉は、単に慣れ親しんだママを求める表現の一つであり、パパが嫌いというわけではありません。
パパができること
この時期を乗り越えるために、パパができることをもう少し詳しく見ていきましょう。
1 一貫した愛情表現
子どもが「パパいや」と言ってしまうと、パパとしては傷つくこともあるかもしれません。しかし、重要なのはその場で感情的にならず、一貫して子どもに愛情を示すこと。
たとえ拒否されても、笑顔で子どもに接し、抱きしめたり、やさしく話しかけたりすることで、子どもは少しずつ安心感を覚えます。パパが「嫌われている」と感じる必要はありません。子どもにとって安心できる存在であることを、繰り返し示すことが大切です。
2 子どもとの時間を増やす
パパが仕事で忙しい場合でも、できる限り子どもと一緒に過ごす時間を増やしましょう。たとえば、毎晩の寝かしつけをパパが担当する、週末はパパと一緒に公園に行くなど、日常の中で「パパとの時間」を作る努力をしてください。
3 日常の世話をする
日ごろから積極的に子育てに参加することが大切です。
お風呂に入れる、おむつを替える、ご飯を食べさせるといった基本的なケアをパパが担当することで、子どもはパパを頼れる存在として認識します。
4 子どもの気持ちに気づく
子どもが何を感じ、何を求めているのかに敏感になることも重要です。言葉でうまく伝えられない年齢の子どもでも、表情や行動でサインを出しています。
子どもの気持ちに寄り添い、「どうしたの?何が嫌だったの?」と優しく問いかけることで、子どもが自分の感情を表現する助けとなります。
5 楽しい体験を共有する
子どもとパパが一緒にポジティブな体験を共有することも、関係を深めるのに役立ちます。
例えば、一緒に新しい遊びを考えたり、家族旅行で楽しい思い出を作ったりすることで、子どもはパパとの時間が楽しいと感じるようになります。
6 忍耐と理解
子どもの気持ちは日々変わるものなので、すぐに結果を求めないことが大切です。今日「パパいや」と言われたとしても、明日には「パパと遊びたい!」と言ってくれるかもしれません。
子どもが心を開くまでには時間がかかることもありますが、その間も一貫して優しく接することで、子どもは次第に安心感を持つようになります。
ママの協力がポイント
パパが積極的に育児に関わることをサポートするためには、ママの協力も必要です。
1. パパの役割を強調する: 子どもに対して「パパも大好きだよね」といった言葉をかけたり、パパが子どもにとって大切な存在であることを強調しましょう。
2. パパに任せる時間を作る: ママが少し外出するなどして、パパが子どもと過ごす時間を増やす機会を作りましょう。その間、パパに任せることで、子どももパパとの時間を楽しむことができます。
3. ポジティブな話題を共有する: 家族の時間を楽しんでいる姿を見せたり、パパが得意なことを子どもに紹介することで、パパへの興味を引き出しましょう。