鏡開きを伝えよう
子育てノウハウ
2023.01.02
お正月が過ぎ少し経つと、鏡開きを行うことがありますね。
正月は良く知っていても、鏡開きって?そう感じている人も多いのではないでしょうか?
大人でも分からないのに、子どもが分かるははずがありませんね。
実は日本人にとってとても大切な行事なんです。
ぜひ子ども達におよう月の意味を伝える時に一緒に伝えてあげてくださいね。
ここでは鏡開きについて、子ども達にもわかりやすくご紹介します。
目次
鏡餅を皆でいただき、今年1年の無病息災を願う
鏡開きとは、簡単に言うと、正月の間に家に飾ってあった鏡餅をおろして割って食べることです。
みんなの幸せや健康を願って、皆で割った食べるのです。
実は鏡餅を割るときに、本来ならば包丁などは使用しないそうです。これは知らない方が多いのではないでしょうか。
小槌などで割るのが正式なやり方だそうです。
時期は地域によってまちまち
鏡開きをする時期は、関東では1月11日までが標準。関西では1月15日までが標準だそうです。
ではなぜ、2段になった大小重なったお餅が鏡餅と言われるのでしょうか。
その昔、鏡には不思議な力があるとされていました。鏡には神様が宿っていて神様の力があると言われていたそうです。丸い鏡と丸い餅の形が似ていたため、「鏡餅」と言われるようになった、というせつが一般的のようです。
そして子どもの興味を引くのが一番上に飾ってある橙や海老など。「橙」には「代々」にちなんで、「代々栄えますように」という意味が込められているのだそうです。
そして鏡開きをしたお餅のは、おしるこやぜんざいにして食べます。小豆には「邪気を払う」や「魔除け」の意味もあるそうです。
年の初めに神の力のやどったお餅を、邪気を払う小豆を使って料理して食べることで、新しい年も無病息災で迎えられますように、という願いがこもっているそうです。
保育園でも楽しい鏡開きをぜひやってみて!
保育園では季節の行事をとても大切にしていますよね。鏡開きもその一つ。園でも毎年行う所が多いのではないでしょうか。
そんな時に子ども達に鏡開きの由来や神様の話などをしてあげると、とても興味を持って聞いてくれるかもしれません。
子ども達は目に見えないサンタクロースや神様といった人物に興味津々ではないでしょうか。
言葉では分かりずらいので、絵本を用いたり、紙芝居を作ってみてもいいかもしれませんね。
もし鏡餅を飾っている園であれば、子ども達に順番に小槌で叩いて割ってもらうもの楽しいイベントになるかもしれません。とてもいい体験になるのではないでしょうか。
その日の給食に鏡開きをしたお餅を食べよう
その日の給食に、おしるこやぜんざいを出してあげると、子ども達も喜ぶのではないでしょうか。自分達で調理に少し参加できた、という誇らしい体験になること間違いないでしょう。
食べる前にはみんなで「今年1年みんなが健康で元気に過ごせますように」と言い合い、いただきますをすれば、美味しさも倍増ですね。
大切にしたい日本の伝統行事
鏡開きだけではなく、日本には後世まで大切に守っていきたい伝統行事がたくさんあります。鏡開きのことを良く知らなかった方でも、これを読んで一つ知識が増えた、と思ってもらえると嬉しいです。
鏡開きは1年の始まりとして行うものなので、ぜひ大人の方から背筋を伸ばして一緒に体験してみてください。そんな大人の姿を見て、子ども達も伝統行事に対する考え方が変わるかもしれませんよ。
これからも日本の伝統や風習を大切に守っていきながら、子ども達に楽しく伝えられたらいいですね。