子どもが楽しくお手伝いできる方法
子育てノウハウ
2024.03.04
子どもが小さいうちにお手伝いをたくさん経験することは、生活力の向上という意味でとても効果的です。しかし、お手伝いをさせようと思っても危険が伴ったり時間がかかったりして、なかなかさせてあげられていないという人もいるでしょう。
今回のコラムは、子どもがお手伝いを経験することのメリットや親も子も楽しみながらお手伝いを経験できる方法を紹介します。
目次
子どもがお手伝いを経験するメリット5選
子どもがお手伝いを経験する主なメリットを、5つ紹介します。
生活力が身に付く
人間は毎日生活していくうえでやらなければならないことがたくさんありますが、家事もそのうちの1つです。掃除、洗濯、料理などいろいろありますが、誰でも得意、不得意があります。特に1人暮らしをすると嫌でも全て自分でやらなければなりません。1人暮らしではなくても、全て家族任せで何もできないようでは困るため子どもの頃から経験することで習慣になり、苦手なことも克服できるでしょう。
考える力が身に付く
最初は親に教えてもらいながら経験し、覚えていきます。失敗することもありますが、失敗することでうまくいく方法を学びます。そして、繰り返しやるうちに自分で効率のよい方法を思い付くこともあるでしょう。
そして、毎日同じことを繰り返してやることで、自分で考えたり工夫したりする力が身に付いていきます。
自信や意欲が高まる
最初はうまくできなかったことができるようになったり、親に褒めてもらったりすることで子どもの自信になります。自信がつくことで、さらにお手伝いをしたいという意欲につながるでしょう。その経験を繰り返すことで自信や意欲は高まり、自己肯定感の向上にもつながります。
責任感や自立心が芽生える
お手伝いを任せてもらい、できるようになることで子どもは達成感も味わいます。そして、任せてもらったお手伝いを自分がやるべきこととして責任をもってやろうとする責任感や、自分のことは自分でやろうとする自立心が芽生えていきます。
親子の絆が深まる
お手伝いの中には料理など子ども1人だけでは難しいため、親子一緒にやることも多くあります。親子一緒に料理や掃除をすることは親子のコミュニケーションになり、絆が深まることでしょう。
親も子も笑顔でお手伝いを経験できる方法3選
子どもにお手伝いをさせたいと思っても毎日忙しく、時間や親の気持ちに余裕がないとなかなか難しいと感じる人はたくさんいます。親がやったほうが早くて簡単なことも多いため、なかなかさせてあげられないという人もいるでしょう。
親も子どももストレスがなく楽しくお手伝いができる方法を3つ紹介します。ぜひ、参考にしてください。
無理をしない
子どもに毎日お手伝いをさせようと思っても、仕事で帰りが遅くなった場合などは無理にやる必要はありません。子どもはできることが増えてくると、進んでお手伝いをやりたがります。また、習慣になるようできるだけ毎日お手伝いをすることが理想的です。しかし無理せずに、「お手伝いは土日だけ」「時間に余裕がないときはお手伝いを休む」など家庭でルールを決めましょう。
1人でできるお手伝いをさせる
1人で安全にできるお手伝いをさせる方法がおすすめです。たとえば「新聞や郵便物を取ってくる」「洗濯物を畳む」「テーブルを拭く」などのお手伝いは、安全でうまくできなくても大きな支障はありません。忙しい平日は子ども1人でできるお手伝いをして、子どもだけでは難しいお手伝いを休みの日にするようにすることでお手伝いが毎日の習慣になり、いろいろなお手伝いを経験することにつながります。
お手伝いグッズを準備する
子ども用のエプロンやほうき、洗濯カゴなどお手伝い専用グッズを用意することで子どもはますますお手伝いへの意欲が高まるでしょう。しかし、子どもは全員お手伝いが大好きとは限りません。中には「もっと遊びたい」「めんどくさい」「上手くできない」などの理由でお手伝いをやりたがらない子もいます。お手伝い表やカードを作ってお手伝いができたらスタンプを押したりシールを貼ったりすると励みになり、楽しくお手伝いができるでしょう。
まとめ
個人差はありますが、2歳~3歳頃から簡単なお手伝いができるようになります。そして、たくさんのお手伝いの中から子どもができそうなお手伝いを無理なく経験させることが大切です。お手伝いにはたくさんのメリットがあるので、各家庭で親子ともに楽しくお手伝いを経験しましょう。