年齢別、乳幼児向け絵本の選び方

キッズパーク豆知識

乳幼児期は感受性を開花させ、学びと触れ合いを通じて基本的なスキルを発展させる大切な時期です。この時期に読み聞かせされる絵本は、言語の発達や感情表現の育成に大いに役立ちます。つまり、どの絵本を選ぶか慎重に考慮する必要があるのです。
年齢別の絵本の選び方をご案内します。絵本を通してぜひ、親子の絆を深めてください。

 

赤ちゃん(0-1歳)向け絵本を選ぶポイント

視覚と触覚

赤ちゃん向けの絵本は、視覚と触覚が大切です。柔らかな素材や凹凸のあるページは触れ心地がよく、同時に鮮やかな色彩やシンプルな形で視覚を刺激します。

簡潔な文章とリズム感

言葉はシンプルで、かつリズムがある絵本が赤ちゃんには適しています。単語の選び方や音の響きが、耳に心地よい刺激を与えます。

 

幼児(1-3歳)向け絵本を選ぶポイント

日常シーンと感情の描写

幼児向け絵本は、日常的なシーンやいろいろ々な感情について描いたものが最適です。これにより、子どもたちは登場人物に共感しやすくなります。

言葉の簡潔さと反復

言葉は簡潔で分かりやすく、さらに繰り返しがある絵本がおススメです。このスタイルは、幼児の言語理解力を促進し、言葉のパターンで楽しませます。

対話形式とコミュニケーション

対話形式の絵本は、親子のコミュニケーションを促します。キャラクター同士や親子での対話が、言葉の理解と表現力を向上させます。

 

未就学児(3-5歳)向け絵本を選ぶポイント

物語の構造と豊かな表現

未就学児向けの絵本は、物語の構造が理解しやすく、語彙や表現力が豊かなものが求められます。興味を引くキャラクターやテーマがあり、子どもたちが楽しさと学びを見いだせる絵本が適しています。

 

選び方のポイントと注意点

子どもの興味と性格に合わせる

子どもたちの個性や興味をふまえて絵本を選ぶことが大切です。お気に入りのキャラクターやテーマが絵本に取り入れられていると、興味を引くことができます。

発達段階に合わせた難易度

絵本のテーマ性と子どもの発達段階がマッチしているかを確認しましょう。発達に合った適切な難易度の言葉やストーリーが、子どもの成長を促進します。

良い読み手になろう

良い読み手になるためには、子どもたちの反応や感情に共感し、臨機応変に読み進める工夫が必要です。子どもたちとのコミュニケーションを大切にし、絵本を通じて感情表現や言語理解を育てましょう。

 

おすすめの絵本リスト

赤ちゃん向けおすすめ絵本

『さわって たのしむ どうぶつずかん』
さまざまな質感の触り心地で、赤ちゃんの感覚を刺激します。

『いないいないばあ』
仲間たちが次々に登場する楽しい反復パターンが特徴。

幼児向けおすすめ絵本

『おおきなおおきな おいも』
大胆な絵柄とシンプルな文章が、幼児の好奇心をくすぐります。

『とんとんとん!だれかな?』
ドアをめくることができるしかけ絵本です。

未就学児向けおすすめ絵本

『くまのがっこう』シリーズ
子どもたちに人気のキャラクターたちが繰り広げる楽しい冒険。

『どうぶつえんで きこえてきたよ』
動物たちは、どんなときにどんな声や音を出すのでしょうか。

 

絵本の読み聞かせの楽しみ方

朗読のリズムと声のトーン

朗読の際、リズミカルな声のトーンや表情豊かな声色を加えることで、子どもたちは物語に夢中になります。絵本の雰囲気に合わせて工夫しましょう。

子どもとの対話を大切に

絵本の読み聞かせは、子どもとのコミュニケーションの良い機会です。物語の中で起こる出来事や感情について子どもと対話し、一緒に楽しむことで絆が深まりまるでしょう。