祖父母の家はキケンだらけ!?子連れ帰省時に気を付けること

キッズパーク豆知識

 

年末年始、子供達を連れてそれぞれの実家に帰省する、という方は多いでしょう。子供達も毎年楽しみにしているのではないでしょうか。
でも油断は禁物。それぞれの実家は、保護者自身は落ち着けるかもしれませんが、子供はいつもと違う環境に興味深々。危ないことをやらかしたりする可能性は大いにあります。
さらに年末年始は病院も休みのとろが多いでしょう。いつも住んでいる環境ではないため、休日夜間診療先も行ったことのないところだと保護者も不安になりますね。
また祖父母は育児経験者であっても、最近の傾向は良く分からないでしょうし、世代間のギャップも多々あります。
年末年始の帰省時に子供達と安全に過ごすためにはどんなことに注意すればよいでしょうか?

まず「普段起こらないことが起こる」と考える

例えば、いつもはメインで母親が見ていて、夫も要所要所で協力するとしましょう。
帰省時には祖父母や親族が加わるので、当然大人の目は増えます。
そうなると「誰かが見ていてくれるだろう」と考えてしまいがち。親もついつい「祖父と遊んでいるからいいか」と油断してしまうのです。
こういう時こそ、普段は起こらないような事件や事故が起こったりします。
大変ですが、大人の目が増えても、メインで見る人は目を離し過ぎないようにしましょう。

祖父母にお願いしておくこと

双方の実家では、子供の月齢に応じて対応してもらいましょう。
ハイハイやつかまり立ちで動き回れる赤ちゃんは要注意。手の届くところに触ってはいけないものを置かないようにお願いしておきましょう。
一時的にタンスの上に置いたり、クローゼットに閉まったりするのも一つの手です。
まだ口にものを入れる月齢だったら、床に小さいものが落ちていないか掃除をお願いしておいたりしましょう。
活動が活発になった月齢であれば、踏み台になるものがあったらそれに乗って何か物を取ろうとしたりします。

ただ、細かいすり合わせまではなかなかできないのが現実。
子供の成長はとても早く、祖父母の「この前来たときはできなかったから、今回も大丈夫」は絶対にないことを伝えましょう。

こんなモノやこんな所で事故は起こっている

①薬やたばこ

祖父母が飲んでいる薬やたばこは、大人が口に持っていくのを子供もよく見ています。真似して口に持っていく可能性があるので注意しましょう。
また、ボタン電池は必ず手の届かないところにしまいましょう。
最近よくみる色の綺麗なジェル洗剤も、子供の目には宝物のように映りますので要注意です。

②硬い食べ物や、弾力性のある食べ物

あめ・ナッツ類・こんにゃくゼリーはのどに詰まらせる可能性があるので、5歳以下は要注意です。ミニトマトや大きめのブドウも注意です。

③家具の柱やベランダ

よちよち歩きの赤ちゃんの場合、よく通る場所が危なかったら頭をぶつけたりしないように保護剤を巻いておくなどしましょう。
実家でのいる時とは違い、赤ちゃんの動線は不確定。興味のある方へどんどん行ってしまい、思いもよらぬ動きをするので要注意です。
また、最近マンションのベランダからの転落事故が相次いでいます。ベランダや、ベランダのない窓の近くに踏み台になるようなものを置かないようにしましょう。

④ポットや炊飯器・加湿器でのやけど

コードがある電気ケトルは、コードを踏んで倒す危険がありますので、常にお湯がないと不便な時は水筒などで代用してもらうのも一つの手です。
炊飯器や加湿器など熱い蒸気が出る家電も要注意。子供が届かない高さに置いたりしましょう。

実家ではなく別の宿泊施設を利用するのもアリ

最近はお互いに気兼ねしないように、それぞれの実家に宿泊するのではなく、近くのビジネスホテルを利用する、という家族もいます。
祖父母も、普段とはかなり様子が違ううえに、赤ちゃんを実家で怪我をさせたらいけないと、気を張っているでしょう。
祖父母の負担を減らすために、提案してみてはいかがでしょうか?