いつ入る?何歳まで?学資保険のいろは
子育てノウハウ
2025.03.07
子どもの将来の教育資金を準備するために、多くの家庭で検討される「学資保険」。しかし、いつ加入すべきか、何歳まで加入できるのかなど、気になる点も多いのではないでしょうか。
今回は、学資保険の基本についてわかりやすく解説します。
目次
学資保険とは?
学資保険とは、子どもの教育費を計画的に貯めるための保険です。毎月一定額を積み立て、契約で決めた時期に満期金として受け取ることができます。
また、親に万が一のことがあった場合、保険料の支払いが免除される保障がついているのも特徴です。
学資保険の種類
学資保険には、主に以下のような種類があります。
どのタイプの学資保険が適しているかは、家庭の方針やリスク許容度によって異なります。加入前にしっかり比較検討しましょう。
●貯蓄型学資保険
・返戻率が高く、教育資金を効率よく貯められる。
・満期時の受取額が大きい。
・途中解約すると元本割れするリスクがある。
●保障型学資保険
・教育資金の積立に加え、医療保障や死亡保障がついている。
・返戻率は貯蓄型より低いが、万が一の際の保障が手厚い。
●無解約返戻金型学資保険
・途中解約するとほとんど返戻金がないが、その分保険料が低め。
・必ず満期まで続けられる方向け。
●外貨建て学資保険
・外貨で運用することで、高いリターンを狙える。
・為替リスクがあり、円安・円高によって受取額が変動する。
掛け金はいくら?
学資保険の掛け金は、契約内容や受取額によって異なりますが、一般的な例を紹介します。
掛け金は家庭の収入や支出バランスを考慮し、無理なく続けられる金額を設定することが大切です。
例)毎月1万円積み立てる場合
18年間積み立てると、総額約216万円。
返戻率が105%なら、満期金は約227万円。
例)毎月2万円積み立てる場合
18年間積み立てると、総額約432万円。
返戻率が110%なら、満期金は約475万円。
例)一括払いの場合
例えば200万円を一括で支払うと、返戻率が高くなり、満期時に220万円以上になることも。
学資保険に加入するタイミングは?
一般的には 子どもが生まれた直後から1歳ごろ に加入する家庭が多いようです。
その理由は、加入時の年齢が低いほど保険料が抑えられるため。また、早く加入することで積立期間が長くなり、無理なく貯蓄を進められます。
ただし、学資保険には加入できる年齢に制限がある商品もあります。多くの保険会社では 6歳(小学校入学前)まで を加入可能年齢とすることが一般的です。
何歳までに受け取るのがベスト?
学資保険の満期金を受け取るタイミングは、主に 高校入学時(15歳) と 大学入学時(18歳) の2パターンがあります。
また、最近では 分割受取型 の商品もあり、高校・大学と必要なタイミングで複数回に分けて受け取ることも可能です。
●高校入学時に受け取るタイプ
公立高校でも入学時にはまとまった費用が必要。
私立高校を検討している家庭におススメ。
●大学入学時に受け取るタイプ
最も教育費の負担が大きい時期。
大学進学を考えている家庭におススメ。
学資保険を選ぶポイント
学資保険を選ぶ際には、以下の点をチェックしましょう。
返戻率(払込保険料に対する満期金の割合):100%以上のものを選ぶと貯蓄性が高い。
保障内容:親が死亡した場合の支払い免除の有無。
支払い方法:月払い・年払い・一括払いなど、自分に合った方法を選ぶ。
途中解約のリスク:途中解約すると元本割れする可能性があるので注意。